【2024年】商工ローン大手ランキング。安心して利用できる商工ローンは?

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「商工ローンの大手企業ってどこですか?」
「安心して利用できる商工ローンはありますか?」
「おすすめの商工ローンを教えてください。」

商工ローンを比較検討している方にとっては「大手の商工ローン」「安心して利用できる商工ローン」というのが最重要なポイントではないでしょうか。今回は、商工ローン大手企業をランキング形式で紹介します。また、商工ローンを比較検討するときのポイントも含めて解説します。

そもそも、商工ローンとは?

商工ローンとは

中小企業に対して貸付を行うノンバンク(事業者金融)のこと

を言います。

ビジネスローンと商工ローンの違いは?

  • ビジネスローンは、銀行が開発した中小企業に対して貸付を行うローン商品のこと
  • ビジネスローンは、ノンバンクが開発した中小企業に対して貸付を行うローン商品のこと

を言います。

どちらも、「中小企業に対して貸付を行うローン商品」である点は、同じですが、ノンバンクが開発したのが商工ローン、銀行が開発したのがビジネスローンとなります。

ただし、最近では「商工ローンの社会問題化」により、ノンバンクも、銀行も、「中小企業に対して貸付を行うローン商品」は「ビジネスローン」という名称でサービス提供しているのが実態です。

商工ローンは危なくないの?

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現在では、安全に利用できます。

過去に発生した「商工ローンの社会問題」

すでに破産していますが、日栄、商工ファンドなどが商工ローン大手が悪質な違法行為をしたことで、社会問題化したのです。

悪質な違法行為
  • 違法な過剰貸付・押付融資
  • 利息制限法違反の高金利
  • 違法な取立て
  • 「根保証」と連帯保証人への取り立て

現在の商工ローン

前述した商工ローン大手による社会問題は、1990年代後半に発生したものです。

この時期は、貸金業法の法整備も整っておらず、取り締まりも緩かったために、上記のような問題が発生してしまったのです。

実際に、日栄、商工ファンドは、2005年に貸金業法違反により、管轄である関東財務局から業務停止命令が出ています。

貸金業登録をして運営している商工ローン(事業者金融)であれば

  • 違法な過剰貸付・押付融資
  • 利息制限法違反の高金利
  • 「根保証」と連帯保証人への取り立て
  • 違法な取立て

は、もうできないのです。もし、上記のことをしてしまえば、すぐに業務停止になってしまいます。

結果として

貸金業登録をして運営している商工ローン(事業者金融)であれば、安心して利用できると考えて良いのです。

さらに安全な商工ローン(事業者金融)を選ぶのであれば、貸金業登録が1回以上更新されていることを基準に選ぶと良いでしょう。

商工ローン比較検討のポイント

安全性で比較する

安全な商工ローン大手の条件というのは

  1. 貸金業登録している
  2. 貸金業登録が1回以上更新されている

の2点です。

貸金業登録しているか?の確認方法

金融庁の貸金業登録情報の検索サイトで検索します。

登録していないのに他社の貸金業登録番号を勝手に利用する、悪質な闇金業者がいるので

  • 番号が存在するか否か?
  • 会社名、住所、電話番号が同じかどうか?

をチェックして、その商工ローン(事業者金融)が保有している貸金業登録番号であることを確認しましょう。

貸金業登録が1回以上更新されている

貸金業登録番号というのは

関東財務局長(1)第01234号

という形で記載されています。

()の中の数字が、更新回数を示しています。更新は3年ごとですので

(1) 創業時
(2) 4年目~6年目
(3) 7年目~9年目
(4) 11年目~13年目
(5) 14年目~16年目

となっており、少なくとも(2)以上の登録番号の商工ローン(事業者金融)を選べば、1回は更新しているので、まともな企業である可能性が高いのです。創業時に免許は取ったけれども、中身が闇金と同等の業者は、更新ではじかれるため、(2)以上であれば安心できるのです。

融資可能額で比較する

「必要な資金を借りられるかどうか?」

も重要なポイントです。

融資可能額が、希望借入額に満たない場合には、何社かの商工ローンを併用しなければなりませんが、借入件数が増えれば増えるほど、審査が通りにくくなってしまうため、1社で借入希望額以上の融資可能額を設定している商工ローン(事業者金融)を選ぶ必要があります。

融資スピードで比較する

「必要な資金を必要な時間内に借りられるかどうか?」

も重要なポイントです。

必要なタイミングで資金を調達できないと、経営が困難になるケースが多く、「いつまでに借りられるのか?」は重要な商工ローン比較の判断基準です。

多くの商工ローン(事業者金融)は「最短即日融資」に対応しているので、「最短即日融資」ができる商工ローン(事業者金融)をおすすめします。

審査の甘さで比較する

商工ローンを検討するという状況は

  • 公的融資(日本政策金融公庫、制度融資)の審査が通らない、枠を使い切っている
  • 大手都市銀行の銀行融資の審査が通らない
  • 地方銀行の銀行融資の審査が通らない
  • 信用金庫、信用組合の銀行融資の審査が通らない
  • 銀行ビジネスローンの審査が通らない
  • 大手消費者金融ビジネスローンの審査が通らない

という状況ではじめて選択することになる方が多いです。

つまり、審査面では、なかなか厳し状態からのスタートです。

商工ローン(事業者金融)と言っても、審査がないわけではありませんので、審査の甘い商工ローン(事業者金融)を選んで、審査通過しなければ借りることはできないのです。

困ったことに、商工ローン(事業者金融)の審査の甘さというのは、公開されません。

審査が通るかどうかを判断する唯一の方法は

複数の商工ローン(事業者金融)に並行で申し込んで、実際に審査の通ったところを採用する

という方法です。

少なくとも、3社程度は同時に申し込みをして、審査の通る商工ローン(事業者金融)を見つける必要があるのです。

金利は、利息制限法内であれば、気にしない

本来は、融資を受けるのですから、

低金利であればあるほど良い

のが当然です。

しかしながら、「金利の低さ」と「審査の甘さ」というのは、反比例の関係にあり

金利が低金利であればあるほど、審査は通りにくい
金利が高金利であればあるほど、審査は通りやすい

のです。

低金利か?審査の甘さか?どちらを選ぶのかで言うと、商工ローン(事業者金融)を選ばざるを得ない状況では、「金利が高くても、審査が甘い商工ローン(事業者金融)がおすすめ」となるのです。
ただし、利息制限法を超えている金利を提示されたら、その商工ローンは、闇金業者・違法業者ですので、絶対に利用するのは絶対にやめてください。
利息制限法

元本額が10万円未満の借金  → 年率20%以下
元本額が100万円未満の借金 → 年率18%以下
元本額が100万円以上の借金 → 年率15%以下

商工ローン大手ランキング

1位.Carent「ビジネスローン」

金融機関名株式会社IPGファイナンシャルソリューションズ
本社所在地(都道府県)東京都
タイプネットキャッシング型ビジネスローン
下限金利7.80%
上限金利18.00%
最大限度額500万円
金利タイプ固定金利
事務手数料0円
毎月の最低返済額-
個人事業主の利用-
法人経営者の利用
融資スピード最短即日(最短30分審査)
最長返済期間120カ月

事業者ローンの比較検討ポイント

比較項目 内容
融資対象 法人
企業規模 中小企業
融資可能額 最大500万円
融資スピード 最短即日融資
上限金利 18.0%
融資タイプ 証書貸付型
貸金業登録更新回数 3回/(4)※2020年12月時点

事業者ローンのおすすめのポイント

Carent「ビジネスローン」は、ネットキャッシング型の商工ローン(事業者金融)です。

来店不要で、即日審査、即日振込、即日融資が可能になっています。

融資額は、最大500万円と決して高いわけではありませんが、ネットキャッシングですので、来店不要で、オンラインで借り入れが可能です。利便性も高く、おすすめの商工ローン(事業者金融)と言えます。

2位.オージェイ「ビジネスローン・事業資金融資」

金融機関名株式会社オージェイ
本社所在地(都道府県)東京都
タイプ事業融資型ビジネスローン
下限金利10.00%
上限金利15.00%
最大限度額2,000万円
金利タイプ固定金利
事務手数料0円
毎月の最低返済額-
個人事業主の利用
法人経営者の利用
融資スピード最短即日
最長返済期間36カ月

事業者ローンの比較検討ポイント

比較項目 内容
融資対象 法人・
企業規模 中小企業
融資可能額 最大2,000万円
融資スピード 最短即日融資
上限金利 15.0%
融資タイプ 証書貸付型
貸金業登録更新回数 2回/(6)※2020年12月時点

事業者ローンのおすすめのポイント

オージェイ「ビジネスローン・事業資金融資」は、証書貸付型の商工ローン(事業者金融)です。

様々な融資プランを用意しており

  • 商業手形割引
  • 手形・小切手貸付
  • 無担保融資(ビジネスローン・事業資金融資)
  • 不動産担保融資
  • 動産融資
  • 売掛債権担保融資
  • 介護・診療報酬担保融資

などが利用可能です。

無担保融資(ビジネスローン・事業資金融資)は

  • 最短即日融資が可能
  • 最大2,000万が可能

ですので、比較的高額な借り入れにも対応できる商工ローン(事業者金融)と言えます。

無担保のビジネスローン以外の商品も、利用できるものがあれば提案してもらうので、そこも強みと言っていいでしょう。

3位.アクト・ウィル「ビジネスローン・事業資金融資」

金融機関名アクト・ウィル株式会社
本社所在地(都道府県)東京都
タイプ事業融資型ビジネスローン
下限金利7.50%
上限金利15.00%
最大限度額5,000万円
金利タイプ固定金利
事務手数料0円
毎月の最低返済額-
個人事業主の利用-
法人経営者の利用○ 年商5,000万円以上の法人
融資スピード最短即日(最短60分審査)
最長返済期間36カ月

事業者ローンの比較検討ポイント

比較項目 内容
融資対象 法人・
企業規模 中小企業
融資可能額 最大5,000万円
融資スピード 最短即日融資
上限金利 15.0%
融資タイプ 証書貸付型
貸金業登録更新回数 2回/(6)※2020年12月時点

事業者ローンのおすすめのポイント

アクト・ウィル「ビジネスローン・事業資金融資」は、証書貸付型の商工ローン(事業者金融)です。

最短即日融資が可能
最大5,000万が可能
全国対応

と、高額な借り入れが期待できる商工ローン(事業者金融)となっています。

現在は、30日間利息無料キャンペーンを展開しており、積極的な融資をしています。

審査面、借入額、お得さ踏まえて、おすすめの商工ローン(事業者金融)です。

商工ローンの審査にも通らないときはどうすれば良いの?

方法その1.ファクタリングを利用する

3社以上の商工ローン(事業者金融)に申し込んでも、審査に通らないということは

融資関連のサービスの場合、かなり利用するのが難しい

ということを意味しています。

この段階で

などを検討しても、審査に通らない可能性が非常に高いのです。

そうなると、審査が不要で資金調達ができる方法を探すしかありませんが、一つの方法は「ファクタリング」です。

ファクタリングは、売掛債権の譲渡です。売掛金が入金される前に、売掛債権を買い取ってもらって、多少金額が手数料分目減りしても、早期の資金調達をする方法です。

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ファクタリングにも、審査はあるのですが、ファクタリング審査の対象は「売掛先(クライアント)の信用力」ですので、資金調達を利用する会社の審査ではありません。

赤字決算、税金未納であっても、利用できる資金調達方法のため、商工ローン(事業者金融)の融資が通らなくても、審査に通る可能性が出てくるのです。

方法その2.代表者個人の借り入れを検討する

法人としての借入では、審査が通らないのですから、代表者(経営者・役員)の個人借入で、法人に貸し付ける形を取ることをおすすめします。

個人名義での借入であれば

  • 銀行カードローン
  • 消費者金融カードローン
  • クレジットカードキャッシング
  • 友人・知人からの借入
  • 親・兄弟からの借入

など、様々な方法を取ることができます。

審査も、法人よりは甘いため、借りられる可能性も出てくるのではないでしょうか。

とくにすでにお持ちのクレジットカードにキャッシング枠が設定されていれば、今すぐに借り入れをすることも可能です。

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まずは、個人で借入ができる方法を検討し、実際に申し込んでみることをおすすめします。

方法その3.売却できる資産がないか?を検討する

審査が不要な資金調達方法には「資産の売却」という方法があります。売却であれば、買い手がいれば審査不要で資金調達が可能になります。

  • 不動産
  • 自動車
  • オフィス家具
  • PC機器
  • 設備

など、売却できる資産があるかどうかを検討しましょう。

また、

  • 事業

自体もM&Aによる売却(事業譲渡)の対象となります。

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事業を切り離すことで資金化して、資金調達をすることも可能です。

資産を売却して、資金調達すれば、BS自体もスリム化し、今後の借入に有利になる可能性もあります。

まとめ

商工ローン(事業者金融)を比較検討するときには

  • 安全性
  • 融資額
  • 融資スピード

で比較する必要があります。

とくに商工ローンは、過去に違法融資で社会問題化しているので、とくに「安全性」にこだわって利用する商工ローンを選ぶ必要があります。

安全性の判断基準は

  • 貸金業登録をしていること
  • 貸金業登録が本物であること
  • 貸金業登録を1回以上更新していること

の3点です。

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過去に問題のあった商工ローンですが、現在は、貸金業登録さえしっかりしていれば、問題になることはありません。
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