審査が激甘!?独自審査のビジネスローン・事業者ローンってあるの?利用する上での注意点

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「審査が激甘なビジネスローン・事業者ローンってあるの?」
「独自審査だと審査が甘くなるの?」
「独自審査のビジネスローン・事業者ローンを利用する注意点とは?」

ビジネスローンを検討する上で、やはり借りられないと、何もできないため、「重視しなければならないのは『審査が通るか、通らないか?』という点だけ」という経営者も少なくありません。今回は、審査が甘いと言われている独自審査のビジネスローン・事業者ローン、利用する上での注意点について解説します。

審査が激甘なビジネスローン・事業者ローンってあるの?

「激甘」という表現が適しているかどうかはわかりませんが

  • 審査が厳しいビジネスローン・事業者ローン
  • 審査が甘いビジネスローン・事業者ローン

という違いは、ビジネスローン会社ごとに出てきます。

審査の甘い・厳しいの違いが出るポイントは

その1.金融機関の種類

基本的にビジネスローンを借りる方は、安心して借りられる「メガバンク」から検討するはずです。

  1. メガバンクでビジネスローン申込。審査に通らなかった。
  2. 第一地方銀行でビジネスローン申込。審査に通らなかった。
  3. 第二地方銀行でビジネスローン申込。審査に通らなかった。
  4. ネット銀行でビジネスローン申込。審査に通らなかった。
  5. 信用金庫・労働金庫・信用組合でビジネスローン申込。審査に通らなかった。
  6. 大手グループのノンバンクでビジネスローン申込。審査に通らなかった。
  7. 中小企業規模のノンバンクでビジネスローン申込

と、徐々に金融機関の種類を信頼性順で落としていくのが一般的です。

当然、メガバンクには優良企業からのビジネスローン申し込みがいっぱい来るわけで、その優良企業の審査水準の中で勝ち抜くのは難しいのです。

しかし、中小企業規模のノンバンクであれば、他の金融機関でビジネスローン審査に通らなかった方が多く申し込むので、その中の審査水準で勝ち抜けば良いのですから、審査に通りやすくなるのです。

審査が一番通りやすいのは「中小企業規模のノンバンク」のビジネスローン

ということになります。

その2.金利の高い、低い

低金利であればあるほど、許容できる貸し倒れ率は小さい
高金利であればあるほど、許容できる貸し倒れ率は大きい

ことになります。

つまり、

金利が高いビジネスローン・事業者ローンほど、審査が甘い

ということになります。

ビジネスローンの金利は、100万円以上の借りれで年率15.0%が利息制限法の上限ですから

15.0%のビジネスローン・事業者ローンに申し込む方が審査に通る可能性が高い

ということなのです。

その3.アナログの独自審査

ビジネスローン・事業者ローンの審査基準というのは

どの金融機関も、開示しない自社の「ノウハウ」なのです。

一番多くの方に融資できて、かつ貸し倒れ率が低く抑えられる「審査基準」の開発が、多くの金融機関の課題であり、それがそのままノウハウになるのですから、開示するものではないのです。

どのビジネスローン会社であっても、
どの銀行であっても、

グループ会社以外は、基本的にその会社自身の「独自審査」なのです。

しかし、その中でも、比較的規模の大きいビジネスローン会社の場合は

  • スコアリングシステムによる与信審査

を導入しています。

過去の融資先のデータから、「どういう会社に貸し出すと、貸し倒れ率が高まるのか?」分析し、自動的に決算書データなどから審査を行う仕組みです。

この審査手法を取られると、やはり、決算書の数字が審査のベースとなるため、他のビジネスローン審査に落ちた方は、なかなかこのスコアリングシステムによる自動審査は、通らないのです。

狙い目は

アナログで、昔ながらの人が行う審査を採用しているビジネスローン会社

です。

  • 人が過去の経験やその会社のマニュアルをもとに、自分で審査を行う

のですから、

  • 対面で話した印象
  • これからの事業計画
  • 人柄

などの決算書データ以外の情報も、重要な審査基準として、採用してくれるのです。

他のビジネスローン・事業者ローンで審査に通らなかった方でも、審査に通る可能性が出てきます。

結論

審査が激甘なビジネスローン・事業者ローンとは?

  • 中小企業のノンバンクが提供しているビジネスローンで
  • 金利が利息制限法の上限の15.0%(100万円借入時)に近い
  • アナログの審査をしてくれるビジネスローン・事業者ローン会社

ということになります。

審査が激甘なビジネスローン・事業者ローンは、具体的にどこ?

上記の条件

  • 中小企業のノンバンクが提供しているビジネスローン
  • 金利が利息制限法の15.0%(100万円借入時)に近い
  • アナログの審査をしてくれるビジネスローン・事業者ローン会社

に当てはまるビジネスローン・事業者ローンは

金融機関名株式会社IPGファイナンシャルソリューションズ
本社所在地(都道府県)東京都
タイプネットキャッシング型ビジネスローン
下限金利7.80%
上限金利18.00%
最大限度額500万円
金利タイプ固定金利
事務手数料0円
毎月の最低返済額-
個人事業主の利用-
法人経営者の利用
融資スピード最短即日(最短30分審査)
最長返済期間120カ月
金融機関名株式会社オージェイ
本社所在地(都道府県)東京都
タイプ事業融資型ビジネスローン
下限金利10.00%
上限金利15.00%
最大限度額2,000万円
金利タイプ固定金利
事務手数料0円
毎月の最低返済額-
個人事業主の利用
法人経営者の利用
融資スピード最短即日
最長返済期間36カ月
金融機関名アクト・ウィル株式会社
本社所在地(都道府県)東京都
タイプ事業融資型ビジネスローン
下限金利7.50%
上限金利15.00%
最大限度額5,000万円
金利タイプ固定金利
事務手数料0円
毎月の最低返済額-
個人事業主の利用-
法人経営者の利用○ 年商5,000万円以上の法人
融資スピード最短即日(最短60分審査)
最長返済期間36カ月
金融機関名株式会社日電社
本社所在地(都道府県)大阪府
タイプ事業融資型ビジネスローン
下限金利5.50%
上限金利17.52%
最大限度額10,000万円
金利タイプ固定金利
事務手数料0円
毎月の最低返済額-
個人事業主の利用
法人経営者の利用○ ※大阪府・京都府・兵庫県・和歌山県・奈良県・滋賀県・三重県
融資スピード最短即日
最長返済期間240カ月
金融機関名三鷹産業株式会社
本社所在地(都道府県)大阪府
タイプ事業融資型ビジネスローン
下限金利6.00%
上限金利18.00%
最大限度額1,000万円
金利タイプ固定金利
事務手数料0円
毎月の最低返済額-
個人事業主の利用
法人経営者の利用
融資スピード当日中に審査回答、最短翌日融資
最長返済期間36カ月

などがあります。

審査の甘いビジネスローンランキング

審査が激甘なビジネスローン・事業者ローンを使う際の注意点

注意点その1.闇金業者から借りてはいけない!

  • 中小企業のノンバンクが提供しているビジネスローン
  • 金利が利息制限法の15.0%(100万円借入時)に近い
  • アナログの審査をしてくれるビジネスローン・事業者ローン会社

となると、当然ですが

  • 検索しても、情報が少ないビジネスローン・事業者ローン会社
  • 聞いたことのないビジネスローン・事業者ローン会社
  • 金利が高いビジネスローン・事業者ローン会社

になるため、

その中に「闇金業者(ヤミキン業者)」が含まれてしまう可能性が高くなる

ということが避けられます。

  • オリックス・クレジット
  • プロミス
  • AGビジネスサポート(アイフルの子会社)

であれば、ビジネスローンとは言えども、誰でも名前が聞いたことがある大手企業ですので、安心してビジネスローンを借りることができますが、中小企業規模のノンバンクの場合は、そういうわけにはいかないのです。

だとすれば

闇金業者(ヤミキン業者)」でないことを自分でチェックする必要がある

のです。

「闇金業者(ヤミキン業者)」の見極め方

その1.貸付条件を確認する

前述した通りで、金利が高ければ高いほど、審査は通りやすいのですが、金利には「利息制限法」という法律で決まった上限があります。上限を超えて融資をしてくれるところは「闇金(ヤミキン)」なのです。

チェックすべき貸し付け条件

利息制限法

  • 元本が100,000円未満の場合:年率20%以下
  • 元本が100,000円以上1,000,000円未満の場合:年率18%以下
  • 元本が1,000,000円以上の場合:年率15%%以下

上記を超えていたら、「闇金業者(ヤミキン業者)」です。

そのほか、ウェブサイトやチラシに

  • ブラックリストでもOK
  • 100%融資保証

「絶対借りられる」ような表現でサービス展開しているビジネスローン・事業者ローン会社は「闇金業者(ヤミキン業者)」の可能性が高いので注意しましょう。

その2. 貸金業登録番号をチェックする

貸金業登録番号というのは、下記のように記載されています。

貸金業に登録している ≠ 闇金業者(ヤミキン業者)

なのですから、登録を証明する「貸金業登録番号」をチェックすることで、「闇金業者(ヤミキン業者)」をあぶりだせるのです。

貸金業登録番号は下記のように記載されているので

登録番号:関東財務局長(10)第01234号

金融庁のウェブサイトで、本当にその会社が存在しているか確認しましょう。他の会社の貸金業登録番号を掲載する闇金業者(ヤミキン業者)もいるので、番号と会社名、電話番号、住所などが「一致しているかどうか?」を確認します。

登録貸金業者情報検索入力ページはこちら

ビジネスローンブラック闇金業者検索

上記の番号で検索すると、該当する金融機関名が表示されます。

さらに確認すべきは()内の番号です。

貸金業は、3年ごとに免許を更新します。

  1. (1):3年未満
  2. (2):3年以上6年未満
  3. (3):6年以上9年未満
  4. ・・

の営業年数であることがわかります。

貸金業登録をしていれば、闇金業者(ヤミキン業者)である可能性は低くなるのですが、

実際問題は

1回も更新していない「(1):3年未満」の業者には、闇金業者(ヤミキン業者)が混ざっている可能性もある

のです。

まとめ
  • 融資条件が利息制限法の範囲内
  • 貸金業登録番号の登録情報と同じ会社として実在している
  • 貸金業登録番号の()内の数字が2以上

であれば、闇金業者(ヤミキン業者)の可能性はほとんどありません。

十分に注意してから、審査が激甘なビジネスローン・事業者ローンを使いましょう。

注意点その2.金利は高いので、短期の利用にすべき!

前述した通りで

審査が激甘なビジネスローン・事業者ローン = 高金利

なのです。

年率15.0%で利息を支払わなければならないということは、それだけの利益を生み出し続けなければならない

ということを意味しています。

中小企業で、営業利益率を15.0%以上にするのは「至難の業」です。

長く続くものではありませんので

できるだけ早いタイミングで「審査が激甘なビジネスローン・事業者ローン」は完済すべき

なのです。

  • 経営を改善できる見込みが立ったら、低金利の銀行融資で借り換える
  • 家族や知人などから借り入れて、借り換える

形で、早期返済を心がけましょう。

もし、担保や売掛債権があれば、不動産担保ローン売掛債権担保ローンファクタリングも検討しましょう。利息負担が軽減できる可能性が出てきます。

長く借りてしまえば、それこそ、経営の危機に直面します。

審査が激甘なビジネスローン・事業者ローンで審査落ちしたらどうすれば良いの?

当然、審査が激甘なビジネスローン・事業者ローンでも、審査がないわけではないのですから、審査落ちする可能性はあります。

審査が激甘なビジネスローン・事業者ローンで審査落ち = ビジネスローンでは借りられるところがない状態

を意味していると考えましょう。

審査がない資金調達方法としては

  • 家族・友人・知人からの借入
  • 資産(不動産、機械)の売却
  • 在庫の売却
  • 売掛債権の売却(ファクタリング)
  • 保険の解約
  • 敷金の回収
  • 事業譲渡(M&A)
  • 出資(第三者割当増資)
  • クラウドファンディング

などが考えられます。

与信審査がない資金調達方法を試してみましょう。

「与信審査がない資金調達方法」も難しい場合は

  • 売掛先に入金を早めてもらう
  • 買掛先に支払いを遅らせてもらう

という方法があります。

これで資金繰りを改善している間に、営業活動を強化して、売上を作る必要があります。

その方法も難しいようであれば

早い段階で「会社を清算する」というのも、一つの選択肢です。

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会社を清算してしまえば、会社の借金が経営者個人に残っても、自己破産することで借金はチャラになります。そこからリスタートを切れば良いのです。

ずるずると、いろいろな借入先や取引先から資金調達して、延命しても、結局「会社を清算する」ことになってしまったら、迷惑をかける人や取引先が増えてしまい、再起がしにくくなってしまうので、早い段階で算する」という決断も賢い選択と言えるのです。

まとめ

審査が激甘なビジネスローン・事業者ローンは

  • 中小企業のノンバンクが提供しているビジネスローン
  • 金利が利息制限法の15.0%(100万円借入時)に近い
  • アナログの審査をしてくれるビジネスローン・事業者ローン会社

です。

中小企業のノンバンクに、優良な借入希望者は多くないため、審査のハードルも下がり、借りられる可能性が高いのです。

teacher

注意しなければならないのは

中小企業のノンバンクのビジネスローン・事業者ローン会社ほど、「闇金業者(ヤミキン)」が紛れてしまう可能性があることです。審査が甘い、資金繰りが苦しいから、すぐに借入を申込むのではなく、「闇金業者(ヤミキン)」でないことをご自身でチェックしたうえで、借りる必要があります。

また、審査が激甘なビジネスローン・事業者ローンは、高金利ですので、できるだけ早期返済を目指して、別の資金調達方法も、引き続き検討し、借り入れができたら、借り換えて、審査が激甘なビジネスローン・事業者ローンは完済してしまうことをおすすめします。

審査が激甘なビジネスローン・事業者ローンでも、審査に通らなかった場合には、「与信審査」が不要な資金調達方法を検討する必要があります。

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