審査の甘いビジネスローンの条件とは?審査の甘いビジネスローンの見極め方

ビジネスローンが利用したくても、赤字決算や税金滞納など審査に通らないケースも少なくありません。今回は審査の甘いビジネスローンの条件と審査の甘いビジネスローンの見極め方について解説します。

ビジネスローンの審査に落とされた!

man
「そもそも、銀行融資が受けられないからビジネスローンに申込んだのにビジネスローンの審査も落ちた。審査の甘いビジネスローンってないの?」

と思っている経営者の方も少なくないのではないでしょうか。

実はビジネスローンと一言で言っても、審査の難易度に大きな差があり、はじめから審査が厳しいビジネスローンに申込んでいたら、なかなか審査に通らないのも当然なのです。

では、「審査の甘いビジネスローンというのはどんなものなのか?」詳しく解説していきます。

ビジネスローンの審査のメカニズム

まず理解しなければならないのは「ビジネスローン審査のメカニズム」です。

  • なぜ、審査をするのか?
  • どうやって審査をするのか?
  • どうやって融資金利が決まるのか?

を知る必要があります。

なぜ、審査をするのか?

審査をしなければ金融機関がビジネスローンで融資したお金を回収できず、貸し倒れ損失が発生してしまうからです。
  • 赤字の企業
  • 倒産間もない企業

にどんどん融資をしていたら、貸し倒れ損失が膨れ上がってしまい、金融機関の収益が大きく落ちてしまうのです。

貸し倒れ率、貸し倒れ損失を一定額に抑えるために審査を行うのです。

どうやって、審査をするのか?

過去の融資データを基準とします。

金融機関は膨大な融資データを保有しています。

何万社に融資した実績があるからです。最近の言い方ではビックデータと言いますが「どういう条件の会社に融資すると○○%の貸し倒れが発生する」というデータを基に、貸し倒れ率が一定割合以下になる審査基準をはじきだすのです。

例えば

  • 自己資本比率が10%以下の会社だと貸し倒れ率が8%になる

というような貸し倒れと決算データとの関連性の条件がいくつもあり、それが審査基準の基となるのです。

審査によって、貸し倒れ率をコントロールしなければならないのです。

過去の融資データを基にするため、審査基準というのは金融機関によって異なるのです。基のデータが違うのですから、審査基準も金融機関によって差が出てきます。

どうやって融資金利が決まるのか?

融資金利 > 貸し倒れ率 + α(利益や企業の運営コスト)

で決まります。

どいうことか例を挙げて説明します。

100社に1000万円ずつ融資をして、貸し倒れが起きた会社の数が全体の5%の5社だとすれば、金利が年率5.0%であればトントンになる計算です。

ざっくりした計算をすると

  • 融資金額 = 1000万円 × 100社 = 100億円
  • 貸し倒れ = 1000万円 × 5社 = - 5億円
  • 利息収入 = 100億円 × 年率:5% = + 5億円

となるのです。

(※実際には貸し倒れた時期や貸し倒れの会社から受け取れない利息分などを含めないと正確な計算にはなりませんが、今回は説明のために簡略化しています。)

「金利」を「貸し倒れ率」以上に設定しておけば、ビジネスローン会社に損失は発生しないという計算になります。当然、ここに金融機関の運営コスト(人件費や家賃、光熱費、広告宣伝費など)と利益分を捻出する上乗せが必要になります。

融資金利 > 貸し倒れ率 + α(利益や企業の運営コスト)

これを自動的に計算するのがスコアリングシステムです。

スコアリングシステムでは、決算数値を入力すると自動的に過去の融資データと照らし合わせて、その会社の想定される貸し倒れ率が計算されます。これに金融機関が一定の上乗せをして、融資金利が決まってくるのです。

スコアリングシステムが算出したその会社の想定される貸し倒れ率が一定のラインを超えてしまっていたら、「審査落ち」という結果になります。

このビジネスローン審査のメカニズムを考慮したうえで、審査の甘いビジネスローンの見極め方を解説します。

審査の甘いビジネスローンの見極め方

その1.上限金利の高いビジネスローンに申込む

審査が通るのであれば低金利のビジネスローンが良いのは間違えありません。

しかし、「審査に通ること」を重視するのであれば真逆になります。

なぜなら

  • 上限金利が低金利のビジネスローン → 許容できる貸し倒れ率が低い → 審査が厳しい
  • 上限金利が高金利のビジネスローン → 許容できる貸し倒れ率が高い → 審査が甘い

という関係があるからです。

審査の甘いビジネスローン = 上限金利が高金利のビジネスローン

なのです。

その2.中小規模のノンバンクのビジネスローンに申込む

理由は3つあります。

1つ目の理由は

まったく同じ条件のビジネスローンが必ず借りられるのであれば

多くの経営者は

  1. メガバンク
  2. 信託銀行
  3. 地方銀行
  4. ネット銀行
  5. 信用金庫
  6. 信用組合
  7. 大手消費者金融
  8. 中小消費者金融

という順番で優先順位が決まるのではないでしょうか?

みんな選べるのであれば、ブランドがあり、信頼性が高い大手銀行が良いのです。

だとすると融資条件の良い(経営状態の良い)企業からメガバンクに融資を申込むことになります。メガバンクは競合相手が優等生ばかりなのですから、自然と審査基準は高く設定されてしまうのです。前述した通りで、ビジネスローンの審査基準は過去の融資データで決まってくるのですから、優等生が集まるメガバンクほど、条件の良い企業向けの審査基準になってしまうということです。

逆に言えば、中小規模の消費者金融のビジネスローンには、審査に不安のある企業しか申込んできません。

競合相手も、審査に不安を抱える、銀行の審査に落ちた企業ばかりなのです。中小規模の消費者金融は、その中で融資先を決めるのですから、審査基準は低く設定せざるを得ないのです。中小規模の消費者金融が高い審査基準を設定したら、誰も借りてくれる会社がいなくなってしまうからです。

中小規模の消費者金融のビジネスローンを選んだ方が審査に通りやすいということになります。

2つ目の理由は

中小規模の消費者金融は「スコアリングシステムを導入していない」からです。

大手消費者金融がビジネスローンで採用しているスコアリングシステムは、決算数値を入力するだけで自動的に貸し倒れ率が予想され、融資条件がアウトプットされます。融資の最終判断は審査部署の上長がアナログで決裁するのですが、ほぼ全自動と言っても過言ではない仕組みです。

concierge
決算数値がなぜ悪くなってしまったか?理由があったとしても説明する余地はないのです。

しかし、中小規模の消費者金融はスコアリングシステムという大規模仕組みを導入することができません。コスト的に難しいのです。

中小規模の消費者金融では、ある程度経験を積んだ審査担当者がアナログの方法で審査を行うのです。面談が必要な消費者金融も多く、来店不要の大手消費者金融のビジネスローンと比較すると手間は大きいのですが、面談したときに「なぜ、いま決算数値が悪くなっているのか?」「今後良くなる理由がある」ことを説明することができるのです。

アナログの審査ですから、決算数値がすべてではなく

  • 「なぜ、いま決算数値が悪くなっているのか?」
  • 「今後経営状況が良くなる理由」

なども考慮してくれます。

concierge
中小規模の消費者金融は、お客さんが少ないので「貸りてもらいたい」意向の方が強いのです。

3つめの理由は

中小規模の消費者金融はローンカード型のビジネスローンではなく、事業融資型のビジネスローンだからです。

  • ローンカード型のビジネスローン → 「枠(極度額)」の範囲内で何度でも借入が可能
  • 事業融資型のビジネスローン → 初回契約時に全額融資、後は返済するだけ

という違いがあります。

「枠(極度額)」に余裕があれば何度でも借りられるローンカード型のビジネスローンの方が貸し倒れ率は高くなり、審査基準は高く設定されるのです。

その3.企業向けの融資サービス専門のビジネスローン会社を選ぶ

中小規模の消費者金融が提供しているビジネスローンと言っても

大きく分けて

  • 個人向けのローンを中心に展開している消費者金融
  • 事業融資関連サービスのみで展開している消費者金融

に分かれます。

この場合は

事業融資関連サービスのみで展開している消費者金融の方が審査に通る可能性は高くなります。

なぜなら、事業融資が専門ということは、事業融資の実績も豊富で貸し倒れ率の見極めもギリギリのところを見極める審査ノウハウと融資データがあるということだからです。

個人向けのローンがメインの消費者金融の場合は、事業融資の融資データが不足しているケースも少なくありません。「事業者向けもやっていようか?」という軽いノリでサービスに入れている可能性もあるのです。審査に自信がなければ、貸し倒れ率に余裕を持って審査をしなければならないため、審査も厳しめに見るのです。

その4.キャンペーンを展開しているビジネスローンに申込む

ビジネスローンでも

  • 「○○円分のギフト券プレゼント」
  • 「金利優遇キャンペーン」

などのキャンペーン展開をしている消費者金融が少なくありません。

キャンペーンを展開しているということは「コストをかけても融資先が必要」ということの裏返しです。

キャンペーンを展開しているビジネスローンの方が、審査は甘くなる可能性が高いのです。

結論

審査の甘いビジネスローンの条件とは?

  • 上限金利が高いビジネスローン
  • 中小規模の消費者金融が提供しているビジネスローン
  • 中小規模の消費者金融の中でも事業融資を専門にしているビジネスローン
  • キャンペーン展開していれば尚よし

ということになります。

審査の甘いビジネスローンを選ぶときの注意点

闇金に注意!

大手消費者金融や大手銀行であれば、上場していたり、CM展開する等、日本全国に知られているので安心してビジネスローンを利用することができます。

しかし、審査の甘いビジネスローンを選ぼうとすれば

  • 上限金利が高い中小規模の消費者金融が提供しているビジネスローン

を比較することになります。

  • 「名前も聞いたことがない。」
  • 「ウェブサイトもしょぼい。」
  • 「掲示板や2chにも、良くない情報が書き込まれている。」
    ・・・

のですから、「この消費者金融は闇金なのではないか?」と疑いたくなってしまいます。

闇金を見破るためには

登録番号の確認が必要になります。

貸金業を営むためには「都道府県知事」「財務局長」の登録番号が必ず必要になります。

登録番号は「〇〇財務局長(〇)第〇〇〇〇〇号」となっていて、(〇)が3年ごとの更新回数を意味します。

  • 1年目~3年目は(1)
  • 4年目~6年目は(2)
  • 7年目~9年目は(3)

となるので、この番号が大きい方が、何度も更新でチェックを受けている優良業者ということになります。(1)の消費者金融は更新経験がなく、初回の登録のみですので注意する必要があります。初回の登録は事業実績ない状態なので闇金でも認可されやすいのです。

また、この番号自体が偽物である可能性もあるので融庁のウェブサイトで業者名と番号の登録状況を確認する必要があります。

金融庁「登録貸金業者情報検索サービス」
http://www.fsa.go.jp/ordinary/kensaku/

さらに日本貸金業協会の登録情報も検索します。
http://www.j-fsa.or.jp/association/member_info/search/

「日本貸金業協会に登録していない = 闇金」ではないのですが、中小規模の消費者金融でも、優良業者であれば日本貸金業協会に加盟しているものです。

ちなみにビジネスローンであっても。法定利息は18%以下ですので、これ以上の金利が設定されている場合は問答無用に闇金と判断して構いません。申込んではいけないのです。

審査の甘いビジネスローンの審査に落ちた場合の対処法

ファクタリングを検討してみよう!

ファクタリングというのは売掛債権を譲渡することで譲渡金額を資金調達する方法のことです。

concierge
事業を営んでいれば、多かれ少なかれ売掛債権を保有しているはずです。売掛債権を譲渡することで、本来は1ヶ月~2ヵ月先に入金される売掛金が、最短即日で資金化できるのです。
man
「ファクタリングにも審査があるのでは?」

と思った方も多いかと思いますが

ファクタリングは売掛債権の譲渡です。ファクタリング会社は売掛先(クライアント)から入金があるわけですから、審査すべきなのはファクタリングを利用する会社ではなく、売掛先(クライアント)なのです。

つまり、あなたの会社が

  • 赤字決算
  • 税金未納
  • リスケ中
  • 経営再建中

と、どうあがいても、ビジネスローン審査に通らない状況であったとしても、ファクタリングでは関係ないのです。

ファクタリング会社が審査をするのは、保有している売掛債権の売掛先の信用力です。通常は、売掛債権の売掛先は大手企業であることが多いので、信用力は申し分なく審査に通る可能性が高いのです。
concierge
審査の甘いビジネスローンの審査にも落ちてしまう状況の場合は、あきらめてファクタリングを利用するという選択肢が資金調達をする最善の策となるのです。

ファクタリング比較コンシェル

まとめ

審査の甘いビジネスローンの見極め方

  • 上限金利の高いビジネスローンを選ぶ
  • 中小規模の消費者金融が提供するビジネスローンを選ぶ
  • 事業融資専門の消費者金融が提供するビジネスローンを選ぶ
  • キャンペーン展開しているビジネスローンを選ぶ

ことが必要になります。

ビジネスローン比較

これらの条件に合ったビジネスローンに申込んでも審査に落ちてしまう場合は

  • ファクタリング

も選択肢に入れることをおすすめします。ファクタリングは審査の対象が売掛先なので、審査に通る可能性が高いのです。

ファクタリング比較コンシェル

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